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[ネタ]ビッチなファーストレディー列伝

Vol.41 カミーユ・クローデル…天才彫刻家ロダンの愛人

Camille Claudel
カミーユ・クローデル 彫刻家 1864年12月8日~1943年10月19日 フランス


彫刻家。カミーユ・クローデル

Illustration sir.gock

狂気に堕ちた彫刻家、カミーユ・クローデル

天才彫刻家ロダンの愛人
カミーユ・クローデルは19世紀最大の彫刻家・ロダンの愛人で、自らも彫刻家です。しかし彼女はこんなふうに紹介されるのが嫌でたまりませんでした。当時は女性であるというだけで芸術家として認められられなかったのですが、カミーユはロダンの愛人でも弟子でもない、独立した一人の彫刻家として認められようとあがき続けました。そしてついには発狂。精神病院に30年間閉じこめられた後、孤独な死を迎えたのです。
カミーユ(18歳)が助手になったのは、ロダン(42歳)が長い下積み生活からやっと抜け出そうとしているときでした。ロダンには長年連れ添った内縁の妻ローザとその子がいて、カミーユとの激情的な恋は人目を忍ぶ不倫という形で進行していきました。
二人はその作品がどれどちらの手によるものか分からなくなるほど互いに影響し合い、傑作を生み出していきます。またロダンはそれまで作ったことのなかった官能的な男女の像を造り、カミーユもロダンとの愛の喜びを彫刻にしました。

壊れゆく芸術家
甘い生活は10年続きました。しかしカミーユが結婚を迫るようになったころ、歯車は狂い始めます。妊娠、堕胎、さらにカミーユの彫刻はロダンが手を入れているとの噂。カミーユは同棲生活に終止符を打ち、一人作品作りに没頭します。しかし彼女は決して、世間に認められませんでした。力がなかったからではありません。女性芸術家というものが認められない時代だったのです。カミーユはロダンの援助を拒否しながら、うまくいかないすべての原因をロダンのせいにするようになりました。
離別、そして発狂。誇大妄想、被害妄想と併せて徘徊癖の発作が現れるようになりました。かねて彫刻家という職業もロダンとの不倫も毛嫌いしていた母親は、父親の死を機会にカミーユを精神病院へ送り込み、それっきり面会すらしませんでした。カミーユは「うちに帰りたい」と願う1日を30年間繰り返し、忘れられたくないという恐怖にとりつかれながら無期限の幽閉生活を送りました。死を看取ったのも病院のスタッフのみ。享年79歳でした。

象りきれなかったもの
ロダンとの別離以降の作品は、「欠落」を表現したものが多いようです。例えば『運命の女神』は『ワルツ』の男性パートナーを描いた構図だし、『嘆願する女』はひざまずき嘆願する若い女、老女に惹かれ行く男、老女、とまさにカミーユ、ロダン、ローズの構図を象っています。とはいえ、ロダンと離れたことで生まれたカミーユらしい作品も皆無ではなく、『小さな女城主』や『おしゃべり女たち』などは女性らしい、柔らかな雰囲気をかもしています。
もしも時代が違っていたら、カミーユのプライドと自尊心を受け入れるだけの器を持った世間であったら、彼女は女性らしい視点を持ったすばらしい彫刻を残したでしょう。

カミーユに学ぶ、女の魔力

山のように高く気高いプライドと自立心!
カミーユの中にロダンが見たのは、独自性溢れる感受性にもまして、世紀の天才ロダンと対等に渡り合える彫刻家としての自信、プライドと自立心でした。「結婚こそが女の幸せ」とされた時代にカミーユのような女性はごく稀。しかも美人で天才とあれば、ロダンが夢中になったのも無理からぬことです。
ロダンは長年連れ添ったローズを捨てることができず、以来カミーユに拒否され続けました。そして1917年、死期の迫ったローズと遂に結婚の手続きをします。ロダン77歳、ローズ73歳でした。結婚の16日後にローズは死去し、更に9ヵ月後の11月17日にロダンもこの世を去りました。ロダンの末期の言葉は『パリに残した、若い方の妻に逢いたい』だったそうです。

カミーユの一言

「いつも何か欠けているものがあり、それが私を苦しめるのです」
根源的に得られなかったもの、それはロダンの愛だけではなく、彫刻家としての社会的地位や、それ以前に自立した独りの人間としての社会的地位でした。プライド高いカミーユは、世間からの不当な扱いをどうしても受け入れることができなかったのです。彼女のプライドは諸刃の剣。それを魅力と見る人にとっては強烈な引力になっても、それ以外のほとんどの人から見ると融通の利かない傲慢な女に映ったことでしょう。対等の引力を持つロダンというパートナーを失っては、その魔力が悪魔的に彼女を導いたとしても仕方ありませんでした。

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ライター紹介

小菅由美子(こすげゆみこ)

小菅由美子(こすげゆみこ)

1977年6月15日愛知県生まれ、仕事は文章を書くこと、特技は泣くことと笑うことです。ご意見ご感想などいただけると、とてもうれしいです。

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